2010年ビジョンの挑戦的な内容には、新生IOの妥協しない強い決意と気迫がある。
壮大なドラマの展開が想像される。
JSC改め新生IOの「2010年ビジョン」は、世界水準を目標にした挑戦的な内容で、従来の日本の小売業界の中長期ビジョンの発想を超えた強烈なものだ。
新生IO実現のための戦略プランを策定し、すでに実施計画に基づいて作業が進展していることを知らない大多数の人々には、単なる目標、それも身の程を知らない実現性の薄いスローガンと映ることだろう。
しかしIOの2010年ビジョンは単なるスローガンではない。
1987年の「21世紀ビジョン」策定作業から数えれば足かけ15年の歳月と、社内外の知恵、そして費用をかけて入念に準備してきた、リアリティある壮大かつ具体性に裏打ちされたビジョンなのだ。
2010年ビジョンはこれから具体的な内容の検討に着手するのではない。
2010年ビジョンはできあがっており、すでに戦略プロジェクトが進行している。
外部への発表を新生IOへの社名変更に合わせただけなのだ。
新生IOは外部へ発表する前に、2010年ビジョンを実現することを決意し、すでに発進している。
あとは加速しながら進むだけだ。
2010年ビジョンは次の3つの目標を掲げている。
①IOグループ(連結決算)の売上高7兆円、同じく経常利益2800億円、②IO本体(単独決算)の売上営業利益率5%、③2010年ビジョン「グローバル10」を果たす。
このグローバル10とは、世界の小売業ランキングでトップ10に入ることを意味する。
連結売上7兆円は、2002年2月期の連結売上2兆9000億円の2.4倍。
連結経常利益2800億円は、同250億円の同じく2.4倍となる。
この場合の売上経常利益率は4.0%で、2002年2月期の3.9%と比べてわずか0.1ポイントの改善しか見込んでいないことになる。
これは保守的な目標で、IOは早晩、上方修正することになると考えられる。
連結売上高7兆円は、4つの中核事業に分解される。
IO本体の総合量販店「JSC」3兆円、子会社であるスーパーマーケットの「MAXB」2兆円、ドラッグストア1兆円、そしてクレジットカードビジネス、ディベロッパービジネス、さらにコンビニエンスストアの「M」を含むサービス事業とその他専門店を加えて1兆円となっている。
IO本体(総合量販店)の売上高3兆円とは、2002年2月期売上高約1兆7000億円の1.8倍で、売上高1兆3000億円を上乗せすることになる。
今回の事例では、堀ノ内斎場が変更になる時点で、新たな堀ノ内斎場が解説や評価の内容を確認する必要があります。
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